通関士試験の勉強時間

1.単年勝負の通関士試験

まず肝に銘じて頂きたいのが、通関士試験は短期勝負型の資格試験であるいうことです。
「元々スローペースな人間だ」、「2~3年かけてじっくりとやるつもりでいる」等、性格は人それぞれですので一概に断定することもできませんが、こと通関士試験に限っては単年で勝負を賭ける方が圧倒的に有利であることをここで強調したいと思います。
実際鬼通関の同僚である通関士は、上記の様な考えから合格までに実に6年間を要してしまっています。
その同僚の場合はすでに通関部での勤務が確保されていたため、いつ通関士資格を取得するのかという点のみが注目されていた訳ですが、通関士という資格を活かして転職を考えている方、又は通関士資格を就職活動に活かそうと考えている学生の方にとっては、通関士資格の取得が火急の課題となり得ます。
合格するまでに何年も要してしまっていたのでは転職・就職のタイミングに間に合わず、場合によってはそのことが以降の人生に影響を及ぼしてしまう可能性もあるからです。

又、以下の様な理由により、世間一般的にも通関士試験を短期勝負型の試験だとする考え方が大勢を占めています。
「通関士試験には他の国家資格の様に合格科目の持ち越し制度というものが設けられておらず、受験する年に全ての科目の学力を合格点にまで引き上げる必要がある。」
「貿易取引・国際物流を取り巻く環境は刻一刻と変化しており、その変化に対応すべく毎年のように法改正が行われる。」
「それぞれの学習項目間で相互に関連する規定が非常に多いため、同時進行で紐付けしながら勉強を進める方が格段に効率が良い。」
例えばここに3年計画で合格を目指す鬼通関が居たとしましょう。
1年前、又は2年前に勉強した内容を覚えている自信は鬼通関にはありません。
従って受験をする年に再度それらの内容を勉強する必要が出てきます。
仮に完璧に覚えていたところで、法改正が行われた場合は改正点に該当する箇所を再度勉強し直さなければなりませんし、さらに該当箇所が他の学習項目にも関連するものであった場合は、それらについてもまた再度勉強し直さなければならなくなります。
結局のところ、単年で勉強を仕上げるのと何ら変わりないのです。
最初から複数年を掛けるつもりで勉強を開始してもあまり意義を成さないことが理解頂けるのではないでしょうか。
単年で勉強を一通り終了させたが、残念ながら合格できなかった。
これはベストな方法を選択した上での結果ですから、致し方ありません。
翌年も単年で勉強を終了させ、再度試験にチャレンジすることになります。

2.通関士試験の勉強時間

単年で勉強を仕上げるとなると、気になるのは「1年で終わらせることができる量なのかどうか?」という点ではないでしょうか。
通関士試験に必要な勉強時間は、一般的におよそ350~400時間と言われます。
学習スピードには人それぞれ個人差がありますので、もっと少ない時間で済む方もいればもっと多くの時間を要する方もいるかと思いますが、ここでは1つの目安として400時間を要するものと仮定しましょう。
すると消費日数は、1日1時間勉強するなら400日(約1年と1カ月)、1日2時間勉強するなら200日(約6カ月と3週間)、1日3時間勉強するなら133日(約4カ月と2週間)・・・という具合になります。
1日1時間の勉強では1年を超えてしまうわけですから、受験するのであればやはりそれ相応の覚悟が必要となりそうです。
逆に1日に2時間以上の勉強時間を確保できるのであれば、1年はおろか数か月で勉強が終了することになるわけですから、途端に通関士試験が身近な試験に感じられるようになります。
(通学講座の場合だと、通学期間が半年以内に設定されているものがほとんどです。)
自分の意気次第でこれ程の短期間に勉強を仕上げることが可能になる国家資格試験は、そんなにあるものではありません。
是非一発合格を目指して挑戦してみてはいかがでしょうか。
もちろん鬼通関がそうであったように、気合の入れ様によっては2ヶ月という短期間の独学での合格も可能となります!

<鬼通関自身の経験談>
参考になるかどうか分かりませんが、一応記しておきます。
鬼通関は1日8時間の勉強を2カ月間続けました。
(仕事しながらだったので本当にキツかったです・・・。)
トータルの所要時間は 8時間 × 60日 = 480時間、かなり時間を要した方だと思います。
物覚えも要領も悪い方ですので、本番ギリギリまでやれるだけのことはやろうとただただ必死に取り組んでいました。

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