貿易取引の予習等

就職活動を始めるにあたって、やっておくべきことを記したいと思います。

1.貿易業務についての予習

正に鬼通関がそうであったように、業界未経験者がいくら貿易取引のしくみについて考えを巡らせたところで、そのイメージすら掴めないというのが本当のところではないでしょうか。
しかし通関士試験に合格して資格保有者になったものの、その他のことについては何にも知らないという状態では、本当に通関士として働きたいのかどうかその熱意の度合いがなかなか第三者には伝わりません。
「何も勉強してこなかった人」と「少しでも理解しようと努力した人」とでは、採用担当者の印象も大きく違ってくるでしょうし、よしんば就職が果たせたとしても、その後に自身が大変苦労することになります。
貿易に関する入門書で十分なので、少なくとも一冊は読んでおき、最低限の知識は蓄えておきたいところです。
以下は鬼通関おすすめの書籍です。
どれも初心者のための入門編と言えるもので、最初から最後まで抵抗なく読める内容になっていると思います。
知識の備蓄に留まらず貿易業界に関する興味を喚起する事にもなり、就職活動にも弾みがつくことでしょう。

図解 これ1冊でぜんぶわかる! 貿易実務 超オススメ
図解 いちばんやさしく丁寧に書いた貿易実務の本 超オススメ
はじめての人の貿易入門塾―まずはこの本から! 超オススメ
最新 入門の入門 貿易のしくみ オススメ
マンガと図解で入門!貿易取引がよくわかる本 オススメ
絵でみる貿易のしくみ

「貿易実務」の仕事―実務家の机上にこの1冊!
「実務家の机上にこの1冊」との見出しですが、内容はあくまでも初心者向けです。
1項目ごとの説明が非常に親切・丁寧で、かなり理解しやすいと思います。

はじめての貿易実務 図解
貿易用語が豊富に収録されています。
各入門書からは一歩進んだ感じの内容となっていますが、挿絵も多く初心者でも十分理解できると思います。

2.エクセル・ワード

会社で働く以上今や当然のスキルかもしれませんが、念のために記しておきます。
とりわけ通関業務・貿易業務に従事するとなると、仕事に占める書類作成業務のウェイトは相当なものになります。
特にエクセルはほぼ全ての業務で使用しますので、操作能力の欠如はそのまま即死活問題になると言って良いでしょう。
全く又はほとんど知らないという方は、入門書を見て練習するだけである程度は使えるようになりますので、今すぐ練習しておきましょう。
自宅のPCに表計算・ワープロソフトがインストールされていない方には「オープンオフィス」という強い味方が存在します。
ワード・エクセルと比べると若干仕様は異なりますが、基本的な使い方はほとんど同じです。
無料でダウンロードできるので、使い倒してあげましょう。
Excel・Word関連書籍
Open Office.org

3.余裕がある方は貿易実務検定

貿易取引に関連する幅広い業務についての習熟度を試す試験が「貿易実務検定」であり、「通関士試験」はその内の通関という分野に特化した試験であるため、同じ未経験者であっても、この資格を持っているのといないのとでは当然周囲からの評価に差が出ることになります。
可能であるなら是非チャレンジしたい資格です。
試験には4つのレベルが存在します。

A級 おおむね3~5年の実務経験レベル
準A級 おおむね2~4年以上の実務経験レベル
B級 おおむね1~3年以上の実務経験レベル
C級 おおむね1~3年以上のレベル

試験は、C級は5月、7月、10月、12月の年4回、B級は7月と12月の年2回、準A級は12月の年1回行われ、以下のような多岐に渡る範囲から出題されます。
(A級はなぜか試験日程が発表されていません。受験する人がいないのでしょうか・・・。)
・貿易に関する国際的な取り決め
(ワシントン条約・モントリオール議定書・バーゼル条約等)
・貿易に関する経済知識(貿易摩擦・規制緩和等)
・貿易金融(信用状・荷為替手形・期限付き手形等)
・貿易書類(コンテナ船関係・在来船・航空貨物・運送書類等)
・貿易法務(契約書・取引条件・インコタームズ等)
・通関関係(輸出入申告・関税制度・他法令関係等)
・貿易保険(海上保険・輸出手形保険・PL保険等)
・マーケティング(市場調査・信用調査等)
・貿易英語(専門用語・ビジネスレター等) など

詳細は「日本貿易実務検定協会」のHP記されていますので、一度参照してみてはいかがでしょうか。

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